荻原広道さん:
有名なアメリカの発達心理学者の本に「子育ては無理やり枠に当てはめようとするとかえってうまくいかない」という話がありますが、
私も基本的にそう思っています。言葉の教育にしても、子どもが単語をどういうふうに理解しているんだろうかと、子どもの視点を一回くぐるのがすごく大事なんじゃないかと思います。
岡田(※):幼児教育で、0~1歳児に言葉を教えるのは効果があるんですかね?
(※)瀬戸キャスターの代打。LeaL映像ディレクター
「2~3歳児までの子どもは何もわかっていない」というのは、発達心理学ではおおよそ否定されていますね。
お腹の中にいる段階から子どもはもう学習を始めていて、それこそ生まれたての赤ちゃんの産声の研究もあって、生まれた時点で既に泣き声は言語間で違います。
小池:え?すごい・・
ドイツ語とフランス語で生まれたお子さんを比較した研究だったと記憶しているんですが、オギャーみたいな泣き声のどこにアクセントがくるのか、泣き声の頭にアクセントがくるのがドイツ語で、後ろにアクセントがくるのがフランス語の赤ちゃんですね。
小池:ドイツ語は「オギャー」で、フランス語は「オギャー」ってことですか。
音のリズムは言語によって違っています。
お腹の羊水の中だと何を言っているのかはわからないのですが、大雑把なリズムみたいなものは胎児期からわかっている。
そういう意味では0歳児からある程度いろいろな学習能力があるということです。
なんと!胎児のときから言語を学び始めているとは。本編でも子育て中の皆さんが聴き逃すことができないエピソードが満載です。
子どもの行動と言葉の謎が、発達心理学によって次々と解き明かされます!ぜひお聴きください!