目的は夜のセンター街の現状を自分たちの目で確認すること。そして、外国人観光客の方にインタビュー調査を行うこと。センター街に向かう前に今回のワークショップのオリエンテーションを行いました。
Shibuya Cross Session
東京外大の学生が渋谷の街を訪れる外国人のマナー問題について、当事者の声を聞くことで課題を認識し、解決のアイデアを創出する全3回のワークショップ。様々な文化が交わる渋谷で、関係者みんなで話し合って解決策を考えていくことを目指します。
東京外大の副学長であり言語学者の中山俊秀教授から「社会課題を解決するためのポイント」や「フィールドワークをする際に着目すべき点」について講義していただきました。
予測していたことと現実のズレ(=違和感)に敏感になること、その違和感に評価を与えずに「どこにどんな違和感を覚えたか」を客観的に記録することが大切、という言葉が特に印象に残りました。
フィールドワークに出る前に、外国人の方にどんなことを聞いてみたいか、みんなで質問を考えました。
・出身国では路上飲酒に対する規制はあるのか
・出身国ではどんな時にお酒を飲むのか
・渋谷ではどんなことを楽しみに来たのか
・ツアーで来ているのか個人旅行で来ているのか
・どんなサイトで日本について調べたのか
など、様々な質問が出てきました。3人ずつ2班に分かれ、いよいよセンター街へ向かいます!
出発前の緊張した様子から一転。各班にはLeaLのスタッフも同行していましたが、学生さんたちが外国人観光客の方に積極的にインタビューをしていく様子が印象的でした!
約1時間のフィールドワークで、世界の様々な国から来た方たちにインタビューを行うことができました。
班ごとにフィールドワークの振り返りをして、インタビューの内容や印象に残ったことを発表しました。学生さんたちは、「渋谷はきれい」と言っている方が多かったことに驚いているようでした。
・「渋谷はゴミ箱がないのにきれい」
・「バーなどは入りにくい」
・「コンビニはヴィーガンでも食べられる食品が売っていて便利」
・「コンビニ前での飲酒は気にならない」
・「安いからよくコンビニでお酒を買って飲む」
・「自国では路上飲酒は普通(スペイン・イタリア・チェコなど)」
・「路上飲酒が禁止なことは知っているが、知らない人も多いのではないか」
今回のフィールドワークで渋谷の現状を自分たちの目で確認した参加者たちですが、今回見聞きしたことは、渋谷の現状のほんの一部の側面でしかありません。第2回ワークショップでは渋谷区役所職員の方、渋谷センター商店街の方と意見交換を行い、異なる視点から渋谷の課題を考えていきます。活動報告はこちらの記事からご覧ください!